ハラーサナから学ぶ2 続編~入院・休職~
救急車が来るまで
翌日、私は入院するのですが、その経緯を時系列で書いていきます。
8:00
膝の腫れが強くなっている。激痛が継続している。熱は38℃台でただただしんどい。アイスノンはすでに暖かくなっており、全く効果がない。市販の痛み止め・解熱剤も効果がない。膝と熱について説明し仕事を休んで診察にいく、もしかしたら暫く勤務できないかもしれないと勤務先の病院へ連絡する。
救急車を呼びたいが、体動すると膝が痛くて着替えに時間がかかる。左膝が腫れのため屈曲20度くらいで伸展・屈曲制限が生じており、両足で立てない。寝転んだまま激しい鈍痛に耐えながら着替えようとする。
11:00
着替えの途中、昨晩の睡眠不足と熱のしんどさのため、うたた寝をしてしまい、気が付くとこんな時間。スカートが途中までしか上げれていない。膝が伸びないのでズボンは履けない。出歩ける格好ではないが、救急車を呼ぶ。外に出るには階段を降りなければならないが、この脚では無理だ。ストレッチャーに乗ることになるだろう。服装はギリギリセーフだ。
救急車がきたものの
11:30
救急車が到着する。ストレッチャーを持ってきてくれていない。「脚痛いんですか?」「階段降りれますか?」と救急隊の方は聞いてくる。なんだかおかしい。やりとりのなかで、膝ではなく肘だと聞いていたことが分かる。昨晩から39℃の熱が出て膝が腫れていて激痛で、動きの制限もあり歩けないこと、ましてや階段なんて降りれないことを説明する。先が思いやられた。
ようやくストレッチャーを持ってきてくれる。それまで立って待たされかけたので、自ら玄関の上がり框に座って待機する。
救急車の中
血圧とか体温を測られる。体温36.5℃。当然救急隊は熱なし、と判断し平然としている。昨晩から熱が出ていることを説明しているにも関わらず。体温が低く測定されたのは、発汗した状態でエアコンの強く効いた涼しい救急車に入ったから、気化熱で冷えているためだ。
どんよりした気持ちで救急車に揺られた。
つづく
ハラーサナから脱線してきた
ハラーサナから学ぶ2
ハラーサナの効果
以前書いたように、ストレスで疲労困憊のときにサルバンガーサナとハラーサナで脚を挙げることができずにアサナをとることができませんでした。
この2つのアサナの効果のひとつとして、甲状腺機能の向上があります。甲状腺は代謝の向上、免疫機能の向上、精神機能の向上に作用します。つまり甲状腺機能が低下したら、低体温、免疫力低下、精神の疲労が生じます。
簡単に言うと冷えて弱くなってしんどくなります。
ハラーサナとサルヴァンガーサナがとれなくなっていたときの私はまさにそんな身体と脳の状態でした。具体的に何があったのか書いていきたいと思います。
身体の状態
2015年の夏、私は毎日とても動くのがしんどくて理学療法士ですから院内をうろうろ歩いて患者さんを診たり気遣ったりするのですが、毎日最後の力を振り絞って働いているような状態でした。
エアコンのせいもあって体は冷えきり、でも熱は体内にこもっていました。汗をかくために水分摂取常しますが、さらに冷えるという悪循環でした。ここまでくると常温の水でも意味はありませんでした。
ヨガにも通っていたのですが、一瞬のストレス発散にしかなりませんでした。次の日をなんとか凌ぐ程度のエネルギーがしか復活していませんでした。この先生はとても好きで感謝しているのですが、私が本当に限界まで来ていたので、ヨガをするよりもはや休養が必要なレベルだったのです。
身体の異変
じつはちょうどその頃、左膝に軽く腫れと痛みがありました。ストレス発散しようとして長い距離をウォーキングした後から腫れてしまいました。接骨院でマイクロ波や干渉波を当てたりしていたのですが、効果はほとんどありませんでした。
ある日、時分で脚や腰のストレッチをした翌日、とても膝の調子が良くて、階段昇降も円滑に力強くできていました。しかしその日の夜間診療が終わった後、家に帰ろうとしましたが、あまりのしんどさに近くのショッピングセンター前のベンチでぼんやりしていました。フラフラしながら家に入り、体調が改善しないのでとりあえず程度の気持ちで熱を測りました。
39.2℃
アイスノンをして寝ました。その夜、午前2時くらいでした。左膝の激痛で目が覚めました。パンパンに腫れていて、少しでも体動すると激痛が走ります。頭のアイスノンをすぐに膝へのせました。熱も39℃で引いていません。自分のみに何が起こっているのが考えられないくらいしんどく、痛みで眠れないまま夜は過ぎていきます。
つづく
予期せぬ喜び
日記を書く裏の理由
ヨガでの身体や思考の気づきを記録したいという思いで、『文化系理学療法士のヨガ日記』を書いていますが、裏の理由は、理学療法士をしていて感じる業界への疑問ややるせない思いが積もっており、ヨガで発散して解消することです。
つまり理学療法士の仕事のストレス発散です、簡単に言えば。
良いことも手離す
最近、転職の合間の時間やヨガのクラスで本当に良い気づきや喜びがあり、発散するという目的が薄くなっています。また、予期せぬ喜びが大切すぎて感情の整理が着かず日記に書けません。喜びに浸っていたい気持ちなんです。
喜びに浸ることは執着であり、好ましいことではありません。良いことも悪いことも手離すことが大切とされています。執着はひとところに留まること次に進むことができません。
執着はやめて、次の思考へ進もうと思います。
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